みなさん こんにちは
筑前堂 店主 てっしゃんです
蒸し蒸しした日が続いておりますが
いかがお過ごしでしょうか
今日の福岡は気持ちのいい朝を迎えておりますが
すでに暑いです
本日は雑木類の剪定のお話
この時期の盆栽のお手入れについてです
ようやく黒松との戦いが終わり作業を他の盆栽に移すことが出来ます
今回一例として紹介する樹種はケヤキです
盆栽としての型は箒づくりや箒立ちと言われ、よく公園とか
街路樹で見かける樹形で、一本真っすぐに幹を伸ばし枝は放射線状に
伸ばし、丸く剪定するのが特徴です、小さいけど大木感を表現します
また落葉後、幹と枝だけになったときが箒(ほうき)に似ていることから
こう呼ばれるようになったらしいです
この時期はどの樹種も徒長枝がぐんぐん伸びる時期ではあるのですが
どこで切る? 切った後どうなるかについてお話します
こんな風に勢いある枝が伸びています
そんなときは元の枝から伸びた新芽の一番手前の葉っぱ一枚残し
切りますが、樹形を乱しているようなら古い枝まで切り戻します
職業訓練校で造園の勉強してた時に3mm斜め切りって習いましたが
あくまでもそれは庭に生えている樹木のことです
盆栽では1~2mmってとこでしょうか?
ですが、あんまりギリギリだと次の芽の成長を妨げる可能性があるので
ちょっと長めに切り、休眠したときに切った部分が枯れて残っているので
元から切り戻す方が無難ですね
すると次はどうなるのか・・・
残した葉っぱの脇からまた芽が出てきますよ
この作業を春から夏にかけて3~4回伸びたら切るを繰り返し
最後は葉刈を行います、私はその葉刈を8月くらいにやってます
葉刈は葉っぱを1枚1枚9割切ります、透かす意味もあり不要な枝も切ります
また、葉刈をすることで樹の中に日光を浴びせ内側の枝を成長させる目的もあります
この作業についてはまた後日追ってご紹介またします
私は雑木類の剪定作業はだいたいこんな感じ行ってますが
地域によっては違うかも知れませんし、やり方は千差万別です
あくまでも私のやり方ということでご了承ください
筑前堂では水石、盆栽について情報発信して参ります
ご興味ある方は是非コメントお寄せください
また、お近くの方は是非お越しください
お待ちしております