Tesshanの日記

筑前堂 店主 てっしゃんのお仕事奮戦記

水石の世界への一歩

みなさん こんにちは

筑前堂 店主 てっしゃんです

 

あともう少し頑張れば

盆休みという方も多いかと思います

しっかり水分補給し、しっかり睡眠をとって

乗り切っていきたいところですね

 

さて筑前堂は、開業し1ヶ月と10日程経過しました

その間、水石の引き取り1件、水石の販売1件と

私が想像してたよりも、スムーズな滑り出し

だと思っております

 

師匠の話だと、半年はまったく来客も無かったし

売り上げも全然上がらなかったとのこと

 

かなりマイナーなジャンルですが

好きで始めた商売、永く続けて行きたいです

 

本日は私がこれまで水石と向き合ってきたお話

この11年間の話になります

 

・探石はどこに行く

趣味で始めた水石ですが、最初のころは全く知識がなく

探石に行っても、なかなか良い石に出会うことが出来ませんでした

どうしたものかと考え、いろいろ調べたところ

水石は全国に有名なブランド、産地があることを知り

また、福岡も有名な産地であることが解り

場所を特定し探石に行くようになってから

効率良く探石することが出来るようになりました

探石は景色を楽しもう!!


・水石を美しく飾るには

基本、水石は水盤に飾るの一般的ですが

台座を彫ることにチャレンジしました

最初は木粉ねんどで固めて作ったり

柔らかい木で彫ったり、水石と台座の比率や

足の位置、形、角度などいろいろ試行錯誤し

現在の唐木の台座に辿り着きました

実は、たくさん彫り過ぎて腱鞘炎を発症し

フライス盤である程度彫り、仕上げは手彫り

という現在の作業工程となりました

台座を彫り始めたころの作品 山口川石


・汚れ落としと肌を綺麗にするには

探石し持ち帰った石は、汚れや土が付着しており

たわしや歯ブラシで汚れを除去するのですが

どうしても落ちないときはサンポール

使って落とします

特に海の石は、貝殻が付着してたりします

最初はハンマーやスクレイパーを使い

除去してましたが、どうしても少し

残ってしまう、偶然サンポール

掛けると綺麗に除去で出来る事を

発見し、現在でも使ってます

また、汚れを除去した後、水石が

乾燥していると、色がくすんだ感じに

なります、たまたま、石を握ったまま

サッカーの試合を観戦していて

観戦後、石を見ると、つやつやになっていて

そのままどれくらいつやつやを保つのか

様子をみると1ヶ月くらい保つことが解りました

っということは、油分は水石の光沢をキープするのに

有効なのではと思い、鉱物系、植物系、いろいろ試しました

現在、私が使っているのは椿油!!

でも、やっぱり抜けていくので半年一回くらい

塗ってあげるのが良いかと思います

しばらく握っているだけでこの黒さ!! 玄海真黒石


こんな感じで水石と向き合ってます

 

8月25日は私にとって水石・盆栽記念日!!

今年で12年目を迎えさらに精進して参ります

この素晴らしい日本文化を継承することも大事ですが

生活出来るくらいは売上ないといけませんね

 

探石、養石、台座制作など、いろいろな作業工程がございますが

すべて一人でこなしたい!!

 

水石の世界で言うなら探石家、台師(台座作家)を目指してます

 

筑前堂では水石、盆栽について情報発信して参ります

ご興味ある方は是非コメントお寄せください

また、お近くの方は是非お越しください

お待ちしております

 

 

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